子宮筋腫と漢方

子宮筋腫を漢方で治療したいという患者さんが、時々おいでになります。筋腫が漢方で消失することはありませんが、かなりの方の筋腫による症状は軽減する事ができます。筋腫による過多月経の方が多いのですが、過多月経は駆お血剤の桂枝茯苓丸や桃核承気湯、大黄牡丹皮湯などが主に用いられます。また、四物湯類の四物湯やきゅう帰膠艾湯が用いられる事もあります。駆お血剤と四物湯類の違いを本(詳細は忘れました)で読んだ事があるのですが、「駆お血剤で血流をよくして血を止めるというのは、逆の治療と感じるが、川の流れに例えると、川底に泥がたまって水が溢れる状態を、泥をさらって流れをよくして溢れないようにすることである。四物湯類は、川岸が低いので溢れてくる状態で、護岸工事をして溢れないようにするイメージである。
大変わかりやすいので、患者さんにもこの様に説明しています。
大きな筋腫で、体力が消耗してしまう状態も時々認めます。悪性ではないのですが、筋腫も大きくなりすぎると体力を消耗します。この様な場合には、補中益気湯や十全大補湯がよく用いられます。食欲が落ちている場合には六君子湯や人参湯などもお出しします。
ただ、過多月経で貧血が強度になってしまったり、巨大筋腫で体力の消耗が激しい場合には外科手術の適応になることもありますので専門医の診察も必要です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です