胃の不快感と人参湯

人参湯という処方があります。もちろん漢方薬で人参、朮、乾姜、甘草が含まれています。人参はウコギ科の御種人参(朝鮮人参)で野菜の人参ではありません。ちなみに、野菜の人参はセリ科で、名前は同じですが全く異なる植物です。御種人参一味だけの処方は独参湯といって、大出血などで瀕死の状態などに用いられていました。現在では独参湯として用いられる事はほとんどありません。
人参は体を暖めると思っている方は多いのですが、人参は気を増やす薬であって暖める働きはありません。人参湯になると乾姜が含まれていますので、体を暖める働きが出てきます。
人参湯ですが、食欲低下や心窩部不快感などに主に用いられます。特に有効なのは、西洋薬の胃薬が無効な状態や、六君子湯や半夏瀉心湯など他の漢方薬が無効で、消化機能が低下している場合です。イメージとしては、胃に冷えが入り込んだと考えるとわかりやすいと思います。他には、頑固な皮膚炎や、下痢、嘔吐などで人参湯でなければ治らない病状もあります。

“胃の不快感と人参湯” への2件の返信

  1. 人参湯毎日のように煎じて飲んでいるので、薬というより、ハーブティのような感覚になっています。飲むと、身体が少し温かくなりますが、飲み続けてどう変わったか具体的には実感できていません。
    むしろ、急性症状が出たときにのみ飲む別のエキス剤のほうが、即効的に効果が現れることにびっくりします。でも、そのような薬は、日常的に飲み続けるものではないからこそ、ここぞというときにガツンと効いてくれるのでしょう。
    それに比べて人参湯は、じわりじわりと効いているのかもしれません。
    最初は、早く胃腸を丈夫にして、体力をつけて、人参湯を卒業したいと思っていました。でも今は、もう少し、人参湯のペースに付き合って、虚弱体質なりの強さを身につけられればと思っています。

  2. みゆさんコメント有難うございます。
    人参湯はちょっと独特な処方で、人参湯でなければ治らない胃病があります。またその胃病に伴い体力が落ちている場合が多いようです。人参湯が効いていると、いつの間にか体力がついて元気になって来ます。

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